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ダッジ・バイパー RT/10 

カバー保管の90年代アメリカン・マッスルカーがミントコンディションに大変身!

 
 ソリッドレッドのダッジ・バイパー RT/10です。
 
 いや〜、こんなクルマが入庫してくるとは、我ながらも驚きなのですが、超近所に住んでいたということにもビックリしたのも束の間、早速エンジンがかからなくなるなど、少々扱いが手強い感じでご入庫という感じでした。
 
 購入時に再塗装してもらったという話でしたが、明らかに薄そうな塗装の仕上がりで、こちらもなかなか手強い感じでした。
 
 よくよく考えてみたら、90年代初頭の、しかも初期型のバイパーですから、年式相応に色々やれてしまっているのは致し方ありません。
 
 それよりもRT/10というクルマは、本当に趣味性の高いクルマだというのがよく分かるパッケージだということにいちいち驚いていてしまい、なかなか作業が進みませんでした(笑)。
 
 まず、エンジンはV10の8000cc近くあって2気筒づつ爆発しているとか、ドアノブが無いので幌型の窓から手を車内に突っ込んで内側のドアノブから開閉しなければならないとか、ボンネットの開閉には、車内にはオープナーは無く、バンパーの中にあるオープナーから2段階に分けて開けるとか、ある程度の回転数を上げないと2速に入らないとか……。もう、色々とクセが多く、精神的なものなのか、昼間に食べた刺身があたったのかは分かりませんでしたが、どうもしばらく胃痛に悩まされたのでした(笑)。
 
 でもですよ、大排気量オープンスポーツとして君臨するべく、雨の日は乗らないという前提で作られているフォルムは美しいの一言。屋根はもちろん、窓枠さえ幌です。ですから逆にそれらを付けると、ホントにとって付けたような状態でとてもカッコイイとは言えないのですが、外してしまえばそれはそれはウットリする位にカッコイイのですよ。そこで私の磨き魂に火が着きました(笑)。
 
 今回は1年コーティングαホイールコーティングフロントウインドウ撥水加工室内クリーニングという感じで、フルオプションをご用命いただきました。
 
 結果は写真を見ていただいた通り、恐ろしくトゥルン・トゥルンのテッカテカになり、それこそミントコンディション状態になってしまいました! ほとんどFRFで出来たボディなんですけど、ダイキャストボディのような見栄えです。
 
 オーナーさんも引き取りに来るや否や、鳥肌ビンビン状態になってしまい、かなり感動なされていたようで、本当にヨカッタです!
 
 
 またのご来店をお待ちしております!!